注意点も多い紹介予定派遣

紹介予定派遣は直接雇用を前提にした雇用制度のことで、近年は多くの企業が採用しています。
しかし、この紹介予定派遣について誤解されていることが多く、注意するべき点があります。

例えば、紹介予定派遣として採用された場合、契約が延長できないということです。
紹介予定派遣においては半年以上の契約は禁止されているため、延長することはできません。
もし途中から直接契約をせずに派遣のままで良いと思っても、働くことは基本的にできなくなっています。
ただし、紹介予定派遣の契約を双方合意のもとで一度終了させ、派遣社員としての契約を再度結べば可能になります。

派遣会社から紹介予定派遣の求人を探すときには別ですが、自力で転職サイトなどで紹介予定派遣を探す場合、企業名が非公開になっていることが多いです。
さらに、普通の派遣社員とは異なり、正社員と同じ採用プロセスを踏みます。
そのため、面接を複数回受けたり、筆記試験や適性試験を受けなければいけないこともあるため、実際に働くまでに時間がかかります。
企業としても直接雇用を前提としますので、リスクを低減するために慎重に採用する傾向があるのです。
合格率も二割程度ですから、すぐ働きたいと考えている人には不向きかもしれません。

他にも、直接雇用というのは正社員になることではなく、契約社員になることも含まれています。
会社側から契約社員として採用する旨を伝えられることも珍しくはありません。
紹介予定派遣の場合、こうした点に注意する必要があります。

そもそも紹介予定派遣の仕組みがよく分からないという人は、<<紹介予定派遣で働こう!>>でしっかりと理解を深めましょう。